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007の管弦楽入門 [クラシック]

音楽をガンガン聴こうと思ったのですが、1枚目のLPを聴きだして『ちょっとノイズが多いかな?』と思ったのが運のつき・・・。レコード掃除に終る1日になってしまいました。
汗をかきながら、汗がレコード盤に落ちないように注意しながらの作業。

このまま、何も聴かないのも嫌なので・・・なにか1枚楽しそうなレコードがないかなと棚を見ていて発見した1枚。

        
        私の中では、『007 = ショーン・コネリー』
『007』がナレーターの『青少年のための管弦楽入門』。アンタル・ドラティ、ロイヤル・フィルの演奏。

オーケストラのチューニングから始まります。『007』S・コネリーの簡単な曲紹介の直後、あの『パーセル』の主題をフル・オーケストラがフルボリュームで奏でます。
グループの紹介、楽器の紹介と当たり前なのですが、007が紹介していきます。作曲者の自演盤では、変奏曲の間隔がこんなに空いていなかったので、たぶんナレーションの挿入のために間隔をあけているんだと思います。
演奏は、もうドラティの独演場。メリハリをはっきりさせ、管弦楽団の楽器1つ1つの音色を的確に表します。ま~、作曲者がそのように曲を書いているのだから当たり前と言えば当たり前ですが、なかなか当たり前のことが旨く行かないのが世の中の常でとても難しいことだと思います。
カップリングの『ピーターと狼』は、俳優『S・コネリー』の独壇場です。007の語る物語は、引き込まれます。ひょっとしたら、大変素晴らしい『英語』教材になるのではないかと思います。はっきり、ゆっくり発音して私には、本当にいい勉強になると感じました。

DECCA、『phase 4』録音。優秀録音もありますが、概してこの録音の如く『マルチ・モノ』録音的な距離感の無い平面的な録音が多いようです。それにこの録音、センターには『007』しかいません。右チャンネルは、木管、ホルン。左チャンネルは、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、金管(ホルン以外)。こんな風に割り振られてます。
優秀録音の宝庫、DECCAにもこのような録音があると言うことです。今の様にDVDで映画を簡単に見られなかった時代、007の声を聴けるだけでも貴重なアルバムだったと思います。


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