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レスピーギ 『鳥』 [クラシック]

レコードは、あたりハズレが以外にありますね!
大量生産の工業品に当たり前と分かって入るのですが・・・。
新製品でもあるのですから、中古にいたっては・・・。遠く海の向こうからやってくるレコードは、製品に対する考え方が日本人と大きく違うため要注意です。

        
この、レスピーギの『鳥』なかなか名アレンジで好きな曲です。ただし録音が多くなく、なかなか曲に出会えないのが難点でしょうか。私は、たまたまこのLPを店頭で出会いジャケ買いで入手しました。このレコードを聴くまでまったく未知の曲、さ~どんな曲かと・・・。

レスピーギの『リュートのための古い舞曲とアリア』の番外編的な曲集です。特に第2集のすぐ後に作曲されており、雰囲気は良く似ていると思います。聖チェチーリア音楽院に残る古い曲からのアレンジ、鳥を思わせるメロディーを選びだし5曲にまとめています。

このLPとんでもない録音です。『マーキューリー』自体、優秀録音が目白押しのレーベルですが・・・。1957年7月の録音、そんな昔の音とは思えません、ごく一部の欠点を除けば・・・。(これが、致命的と思えないこともないのですが。)
まるで、ワットホード・タウン ホールの現場、指揮台の上(マイク・ポジション)に自分が居るのではと勘違いする音です。会場の暗視ノイズが手に取るように聞き取れます。ピアニッシモのリアリティイは、聴いているこちらが息をすることをためらうような極小な音・・・。幸いにも盤質がよいのか、レコードノイズはあまり気になりません。
このLPの最大の欠点は、曲頭にイキナリ訪れます。フォルテシモ・・・、オーケストラの轟音と『雷』のような『バリ・バリ』音の同居、音がつぶれているんです。しかし再生が本当に困難なほどの超ダイナミックレンジが刻まれているための宿命でしょうか・・・。


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