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クーベリック [クラシック]

両翼バイオリン配置。今では左右にバイオリンを配列することが珍しくなくなりましたが、私がクラッシクを聞き始めた頃はクーベリック位しかいませんでした。後に巨人クレンペラーも同じ配置であることを知りますが、この頃は老人のインテンポ演奏を理解できませんでした。

オーケストラ配置からクーベリックに興味を持ち、いろいろな演奏を聞くようになりました。バイエルン放送交響楽団との’75年来日公演も実際聞くこともでき大変強い印象を持っています。
実演では、大変熱い演奏を繰り広げていたのに録音では以外に客観的で中庸な演奏が多いとも感じます。録音で以外に熱いのが『ベートヴェン交響曲第7番』です。ベルリンPOより前のバイエルン放送交響楽団との録音です。’75年来日で聞いた同曲と同じ熱さが宿っています。少し前からLIVE録音の評価が高い訳が理解できます。でも、観客がいない中マイクの前だけでどれだけ熱くなれるでしょうか?


そんな、両翼配置でドヴォルザーク交響曲第8番を聞きたく購入したのがこのLPでした。
ところが・・・、この頃は両翼配置ではないんです。え~・・・。でも、でもです、演奏に引き込まれていきます。LIVEの様に熱いわけではありません。かといって客観的に冷静に演奏しているわけでもありません。祖国を思い、愛情を込めて歌い上げている演奏なのでしょう。なぜかジワ~と心に訴えてくる何かがあります。66年ベルリンでの録音です。
ところで、このLPには一つの思い出があります。自宅ソフトのCD化が進んだ90年頃、友人が遊びに来た時に久しぶりこのLPを聞いたのです。今のシステムとはまったく別のシステムでした。そこから何とも言えない弦楽器の美音が鳴り響いたのです。CDでは聞いたことの無い音です。それから、CDとLPの聞き比べを友人とほぼ徹夜に近い状態でしました。
このLPが私を、アナログへ導いたソフトと言って間違いありません。


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コメント 2

・・・<バイエルン放送交響楽団との録音です。’75年来日で聞いた同曲と同じ熱さが・・・・>
75年来日公演ですか。
うーん、年齢がばれそうなので、僕がそのころ、何を聞いていたかは書きませんが、あるべりっひさんのクラシック暦とオーディオ暦が、僕より長く、深いことは、ハッキリしてます。
 (ちなみにそのころの僕にとって、実際のサッカー以外で、いちばん楽しい遊びは、多分、エポック社だったと思うのですが、金属棒を引っ張って動く選手でやる、ボード・サッカーゲームでした。僕の75年はそういう年齢でしたと書けば、十分ですよね?)
zzz・・・・
バイエルン放送交響楽団、ドイッチュランドですね、あのドイツ、そうドイツ、だからドイツ。
クラシック音楽におけるドイツ的なもの、これはなかなか付きまとうものでして、音楽鑑賞時に、耳を邪魔することも、しばしば。
自分の感覚とやらを、純粋に保つ事の大切さを、ドイツ的なるモノから、「逆説的に」学んでおる日々です。
クーベリックと関係ない話になっていまして、すいません。
でも、あるべりっひさんの音楽記事は、何かコメントしたくなるんですよ。

ところで、レアルの何が調子悪いのですか?
プレシーズンマッチなら、心配無用ですよ、勝手な予想ですが、今年は国内リーグは優勝すると思います。
カペッロですから、誰がなんと言おうと、カペッロですから。
無慈悲に、冷徹に、残酷に、そして美しいカルチョをするカペッロ。
スペインでの成功も経験済み。優勝請負監督の筆頭。どんな国でも制圧できそうな自信。
この人がTVに映る度に、古代ローマ帝国の軍隊の総大将は、きっとこういう男だったに違いないと思うのは、僕だけではないと思うのですが・・・
アンチェロッティや、ベニテスや、ライカールトなんかとは、指揮官としての桁が違います。
サーアレックス、リッピ、カッペロ、この三人に追いつける監督は、なかなか、いないでしょうね。
モウリーニョは5年後に仲間入りする資格を得るでしょう。
ベンゲルからはオーラが消えつつあります。
ザガロは、いつの間にか、ダークサイドに魂を売ってしまったようです。
この違いは、理論やコーチングを超越した部分の、個人の生活から育まれた、パーソナリティの差異だと無責任に思います。
こういうのは、音楽監督にもあてはまりますよね?
by (2006-08-22 19:57) 

あるべりっひ

kotaroさん コメントありがとうございます。
『歳』ばれちゃいました? ちょうど『オーケストラ』に興味を持出したところです、この頃は。年齢制限(?)ギリギリ・セーフでした。
<クラシック音楽におけるドイツ的なもの
クーベリック&バイエルン放送交響楽団は、世界一ドイツ的な音のするオーケストラだ!!と言われていた頃でしょうか。
クラッシク音楽の『ドイツ的』『フランス的』・・・、意識しますが『何をして・・・?』といつも自問自答の日々です。あの頃は、『ドイツ的』を意識してクーベリックを聞いていませんでした。

『ブランコ・チーム』の不調。
それは、相変わらずの世界ツアー(まだ今年は良い方か?)による過密日程からそのまま『リーガ』に突入!2日続きのプレシーズンマッチ!!中2日でまたプレシーズンマッチ。そして中3日で『開幕』です。日曜日の試合など、各選手の疲れがありありと見て取れます。会長が替わりもっと大きく方向転換が必要ではと考えています。
2004年悪夢のシーズンオフから、早く立ち直って欲しい。今年は、その一年目です。本当に必要な補強ができました。04年に抜けた『4』の仕事以上を『5』が成し遂げてくれると信じています。そしてまた、『5:カンビアッソ』から今の『4:セルヒオ・ラモス』が受け継いでほしいと思います。
カッペロについては、何も言うことはありません。信じてます。欲は出しません『リーガ』制覇のみを目標に!(あわよくば07年12月横浜で!!⇒欲張り)
by あるべりっひ (2006-08-23 22:06) 

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