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Lancaster 15 のこと [オーディオ]


部分的な写真だけでは『君のTANNOYはなに?』となってしまいそうなので全身像を公開します。

『Lancaster』発売は、1960年代初め頃ではないかと思います。ちょうどステレオ・LPが発売され始めた時期にあたり、モノラル時代はコーナー・タイプと呼ばれるスピーカーが中心だったのですがステレオ登場とともにフリースタンディング・タイプの四角い箱のスピーカーが登場してきます。両タイプが同時に発売された『Lancaster』はその過渡期の商品ではないかな~と思っています。ⅢLZも登場は同じ時期のようです。
『Lancaster』は、15インチ(38センチ)と12インチ(30センチ)の両ユニットが設定されており、メインはどうも12インチだったようです。私の『Lancaster』は15インチが入ったコーナー・タイプで、ちょうど今発売されている『Glenair』のような感じですか、ユニットの割りに『箱が小さい』!
彼女はちょっとばかり高域に癖を持っており、セッティングによっては『キンキンうるさい女』に成り下がってしまいます。そこは『蝶よ花よ』でおだて倒して魅力を引き出す『酔狂』が必要な気がします。旨くこちらに彼女が気を持てば占めたもの、大変魅力的に『音楽』を奏でてくれる・・・と思います。
40年も前の彼女ですが、最新のシステムでは叶えられそうに無い音楽を奏でてくれています。(ちょっと気分屋ですが・・・)

言い訳:別に古い『ヴィンテージ』に執着しているのではありません。アナログを中心で聞く私にはなにが良いかと、当時にいろいろ聞き歩き偶然めぐり合った愛妻です。最初に聞いたのは、ビートルズの『LET IT BE』でした。感激しました本当に音楽的に奏でてくれまいたが『じゃじゃ馬』ぶりも発揮してました。


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コメント 9

 あるべりっひさん、毎度。
 オーディオ記事、毎回、更新楽しみにしております。

 <・・・モノラル時代はコーナー・タイプと呼ばれるスピーカーが中心だった・・・
 そうか、そうですよね。
その時代のオーディオ機器は部屋の隅で、ご主人の帰りを、ひっそりと待っていたのですね。
帰りが遅いときとか、気分屋になっちゃうのも仕方ないですね、うーん。
でも、その分・・・愛着わきそうですね。
ちょっと、モノラル専用SPというのを見てみたくなりました(中古屋にあるのでしょうか?もはやビンテージ物ですか?)
もし出会えたら、ワルターのモノ盤を聞いてみようと思います。

 <・・・いろいろ聞き歩き偶然めぐり合った愛妻です。最初に聞いたのは、ビートルズの『LET IT BE』でした・・・>
 ムムム。
 少しでも、オーディオに正面から向き合ったことがある人が、新しい装置を求め、最初に聞く音楽には、個人的に、少なからず興味があります。
 あるべりっひさんのタンノイとのお初は、let it beでしたか。
 あの重々しく、湿った雰囲気の声がどういう風に鳴ったのか、気になります。
 僕もビートルズは全部そろえているので、我が家のB&Wで夜明けにでも聞いてみようかな、と思います。
 でも、東の空が白みはじめる夜明け時に、あのイントロのピアノが鳴り出したら、記憶の沼に沈めた昔の女の子なんかを思い出して、感傷的に鳴りそうですから、止めておきます(←半分はホントかも?)。
 最近、ビートルズがいちばん自然に聞けるのは、カーラジオのような気がするkotaroでした。
また
by (2006-08-19 05:20) 

euridice

あるべりっひさん、こんばんは
よろしければ、こちらをのぞいてみてください。

http://homepage.mac.com/WebObjects/FileSharing.woa/wa/default?user=aug13&templatefn=FileSharing6.html&xmlfn=TKDocument.6.xml&sitefn=RootSite.xml&aff=consumer&cty=JP&lang=ja
by euridice (2006-08-19 19:55) 

あるべりっひ

kotaroさん こんばんは!
<ちょっと、モノラル専用SPというのを見てみたくなりました>
モノラル盤には『モノラル専用カートリッジ』です。そして、片チャンネルのみから音を出せば、kotaroさんの『B&W』の『モノラル専用SP』に大変身!!これだけで奥行き感が出てくるから、あ~ら不思議です。『B&W』もじっとご主人様のお帰りをお待ちだと思います。三つ指を付いてお迎えでしょうか??
B&Wの『805』は自分で使ってみたい機種です。店頭で聞く限りスムーズに鳴ってくれ機械を感じませんでした。

<新しい装置を求め、最初に聞く音楽>
オーディオを変更した時いつもは『プレヴィン&ロンドン交響楽団:惑星』(オーディオファイルLPとして有名な英オリジナル盤)を最初に聞くのですが・・・。何かこの時は、違っていたのでしょうね。
<あの重々しく、湿った雰囲気の声・・・。>
なんのなんの、明るく澄み切った声(?)とまではいかないまでも『重々しい』雰囲気は無かったと思います。(最近聞いていないので記憶が・・・。)
今まで使っていたSPでは考えられない雰囲気を持っていました。この時叫びました、『こんなのズルイ!! イギリス人はこんな音聞いてたの!!』
『愛妻』はイギリス生まれの為、ロンドンの曇り空的性格を想像しますが・・・なんと『カリフォルニア(ローズ・ボール)の青い空』とはいきませんが『オールドトラフォード(又は、サンチャゴ・ベルナベウ)の青い空(?)』のような明るい性格です・・・。

<僕もビートルズは全部そろえている・・>
え~、凄い! LPですか? 英EMIオリジナル初期盤ですか? 米アップル盤ですか? 
『サージェント・ペーパー』『アビーロード』の英EMI盤(初期盤ではないのですが)聞いて感激してます。 『Let it Be』はその昔大枚をはたいて買った米アップル盤です。某国盤とはぜんぜん音が違いました。
最近は、『gigabeat』君のお世話になりっぱなしです。はい!!
by あるべりっひ (2006-08-20 01:20) 

あるべりっひ

euridice さん ありがとうございます。
あの頃を思い出します。大事にしたいサイトです。
感謝いたします。
by あるべりっひ (2006-08-20 01:24) 

そうか、モノラル専用カートリッジですか!
実は今日、某オーディオショップで、モノラル専用スピーカーあります? と尋ねたのですが、あまりの暑さに苛立っていたのかもしれない店員のおじさんのせせら笑いに、一蹴されて帰宅したのでありました。
無念。完敗って感じ。
あるべりっひさんの提案のモノ用カートリッジ、同じ店員に聞いてみようと思います。
頑固そうだったので、今度はいろいろ教えてくれそうです。

我が家のビートルズは、米アップル盤です。
・・・『こんなのズルイ!! イギリス人はこんな音聞いてたの!!』
というくだりは、笑えました。
ところで、録音エンジニア&ミュージシャンの人々が、海外は空気が違うから、音が違うみたいな事をいう人がいますが、本当かなと疑問に思います。
ビートルズのLPにしても、カッティングとプレス、レコード材料の違いで、音が違うわけです。
要するに、自然環境の違いからではなく、作り手の意思が、音を決定しているように思えるのです。
こう書いて思い出したのは、あるべりっひさんが書かれた「録音」の記事です。
デッカとEMIの差異は、結局のところ、ホールにたいするアプローチから来るマイクの位置、本数、録音媒体、ミキシング、などなどの連鎖が、それぞれのレーベル特有の音になったいるということですから、ですよね?、海外の音は違うというのは、眉唾です。
ちなみに、次のは僕の仕事に絡んでいて、周りに何人かいるので声高には言いづらいのですが、映像関係者で、海外は太陽光線が違うから、仕上がりの映像が綺麗なんだよ、みたいな事をいう人がいますが、これも同様に、胡散臭いです。
要はエンジニアの腕次第だと思います。
また!
by (2006-08-20 06:03) 

harutalkへのコメントありがとうございました。
開幕です。
おっしゃるとおり眠れません、とおもいきや、じっくり見るためには、寝ダメだと思い、7時間ほど愛猫と眠りました。さっき起きて、リバプールやアーセナルの試合のVを、チラホラと眺めていました。
「ふーん、新スタジアムですか・・・?大砲屋のところは」
「アディダスのユニフォームは、唯一のライバルチームに着て欲しくないよなー」
などと言っていたところです。

ユナイテッドにとって、唯一のライバルはチェルシーではなく、リバプール?
と不思議に思うのはもっともです。
でも、50年ぶりにやっと優勝したロンドンの青いクラブは、申し訳ないのですが、ライバルという意識はありません。同じくロンドンの赤い大砲屋にしても、最近は頑張っているようですが、まだまだって感じです。
たいして、リバプールは好ましくないクラブですが、ある意味、リスペクトがあります。それは英国フットボール史を紐解けば、ユナイテッドとリバプールの戦いが、ナショナル・ダービーだとすぐに分かるからです。
この歴史て、奴だけはどうにもなりません。
イギリス人は歴史から学ぶ教訓みたいなものが大好きですから、さらに誇張されて伝播します。
地元でもそうですし、実際に、監督や選手の発言からもそういうリスペクトは垣間見られます。
あのモウリーニョ監督がまさにそうです。
サーアレックスには自分から握手を求めに行きますが、自分達と同等と意識しているアーセナル・ベンゲル監督には、かなり辛辣な発言をしています。
何かの機会があったら、こういうの、記事にしますので、その時詳しく!

・・・オーディオ屋に一蹴されたコメントは眠る前に書いて、アップしていなかったものです。
by (2006-08-20 06:25) 

Nicolai

こんにちは。写真で『Lancaster』15を拝見しました。
モニター・レッドですね。話には聞いていましたが、
見るのは初めてです。「 日本オーディオ界の
パイオニア」を自称していた、故五味野康祐さんの所有
していたオートグラフのユニットがモニター・レッド?だった
ように記憶していますが。モニター・レッドで、良い音が
鳴り出すまで、時間がかかる、ということを聞きました。
どれくらいかかりましたか。
赤がいいですね。たとえ、は不適切かもしれませんが、
観劇に行く、毛皮のコートを纏った女性が、入場前に
コートを脱いだときに見せる、大きく割った
デコルテの背中、か。

私も現在、Lancaster15を使用しています。ユニットは、
次の世代のモニター・ゴールドで、キャビネットは、
コーナー型ではなく、普通の四角形のタイプです。
寄る年波と、日本の高温・多湿のせいか、バックハウスの
レコードをかけたときなど、
ピアノの高域の再生音がおかしくなってきており、
人間にたとえると、片足を棺桶に突っ込んだ、状態
かもしれません。また暑い時期になるので、少しは
タンノイに気をつかおうと思っています。

by Nicolai (2008-05-14 11:59) 

あるべりっひ

Nicolai さん コメントありがとうございます。
『レッド』より『パープル』でしょうか。光沢がありとっても綺麗です。Lancaster15の側面を開けた時に思わず感嘆の声をあげてしまいました。
最後期の『レッド』は、プラスティックのマグネットカバーに変わって『ピンク』に近い色のようです。私のは、金属製のマグネットカバー頃の『モニター・レッド』になります。
うちの彼女は、いまだに年齢を感じさせない音を奏でてくれています。音が変だなと感じたときは、今まで全てがアンプ類の不良でした。私は時々大出力を入れて鳴らすことをして、動く部分を大きく動かすようにしています。その後は、いつもの出力でも元気な音質になったような気になります。

by あるべりっひ (2008-05-15 00:19) 

Nicolai

こんばんは。
どうも助言有難うございます。古さが気になってつい注意がスピーカーのほうにいってしまいました。
アンプを点検しようと思い、メインアンプのカバーを取り外してみたところ、埃が山のように積もっていました。これでは、アンプがヘソをまげても仕方ありません。とりあえずアンプの埃除去とケーブルの接続部分の
クリーニングからとりかかることにしました。
彼女を大事になさってください。失礼します。

by Nicolai (2008-05-15 22:25) 

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