アバド のこと

何年まえになるでしょうか、クラウディオ・アバドがウィーン・フィルと初来日をしたのは。（調べれば判りますが・・・）その時のブラームスが忘れられません。評論ではアバドが出ていない演奏と評されていたと思いますが・・・。
昨晩の『芸術劇場』でのブルックナーには、あのときの思いがよみがえって来ました。ルツェルン音楽祭で自分の思うようなことができるようになり本当に幸せなのだと、今回の演奏でしみじみと思いました。マーラーの交響曲、ワーグナーのオペラ。そして、ワーグナーへブルックナーが捧げたこの曲、２楽章では目頭が・・・。
なんと自然体で全曲を奏とうせるのでしょうか。会場の人達が我に帰る事が出来ないほど引き込まれていた、ＴＶの前の自分もそうでしたが。今でも頭の中でユニゾンが響いています。
ＴＶに映る顔はみんな有名人、それにしても凄いオーケストラです。
当分、この熱から覚めそうもないような気がします。