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渡邊 -シベリウス 5番ー [クラシック]

一昨日まで暖かく桜の開花も進んだのですが、昨日あたりから気温が下がり寒さのぶり返し。ところによっては雪の地域もあるとか・・・。
近くの桜並木は、8分咲きで停滞中ってとこですか。咲き始めなので今日の強風にも耐えています。

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1962年、ステレオによる最初のシベリウス交響曲全集。それが日本で録音されたんですね。渡邊暁雄&日本フィル。
この中から、交響曲第5番を。
どうも世界的にこのセット評判になったようで、多くの指揮者、プロデューサーに全集録音を後押ししたようです。66年暮にこのアメリカ盤が『EPIC』レーベルで発売。日本盤も多く輸出もされたようで、たまたま所有のセットに当時のアメリカ雑誌の切り抜きが入っており、音質比較の文章も見受けられます。
長く暗い冬が北欧の実生活。春の訪れは本当に『ウキウキ、ワクワク』させられる時なんでしょう。暖かくなったかと思うと冷え込み、また暖かくなる。寒さの期間が徐々に短くなり訪れる春。
曲はいきなり春を思わせる大変明るく、弾むような気持ちで開始されます。シベリウスが春の訪れを感じて作曲しただけのことはあります。それを本当に爽やかに演奏していく素晴らしい渡邊氏、こんな演奏を聴かされたら西欧の音楽家は意識しないわけいかないでしょう。
デフォルメすることなく、曲の持っている暖かな日々への憧れを実直に表していく演奏。
再録は、CDで聴くことが出来ますし、ヘルシンキPOとの日本ライブもCD化され耳にできます。それにもまして、この62年全集の存在感は大変大きいものです。
この米盤のジャケット、40年以上前のもので白地基調に汚れを感じます。そして、シベリウスが浮き彫りになっているのも特徴かと・・・。(写真で解るでしょうか??)
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