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四季 - アレッサンドリーニ [クラシック]

 2月9日、昼ごろから降り出した雪が、あっという間に積もってしまいましたが・・・。すぐに溶けて消えました。雪国の様な風景の庭もほんとの姿をすぐに現しました。
        
空気は、冷たいけれど日差しは暖かい。風の当らない場所は、ポカポカです。
冬から暖かい季節へ、『春』であります。『春』・・・、ヴィヴァルディ! 『四季』 ⇒ 名作でしょう。
私は、ご多分に漏れず『イ・ムジチ』でこの名作を知りました。独奏は、フィリックス・アーヨ。この盤を選んだ・・・、買わされたのは悪友が、ロベルト・ミケルッチ盤を持っていて聞き比べをしようとの魂胆からでした。後にアーヨ独奏は、再録盤をも購入するほど惚れましたが。
ところが今日は、同じイタリアの演奏家グループでも傑出した古楽演奏集団『コンチェルト・イタリアーノ』盤であります。

        
な・なに・・・このジャケット!
2002年6月の録音。録音は、『the Sala Academica del Pontificio Istituto di Musica Sacra in Roma』。
独奏
『春』   Stefania Azzaro
『夏』   Mauro Lopes Ferreira
『秋』   Antonio de Secondi
『冬』   Francesca Vicari
指揮とチェンバロが、リナルド・アレッサンドリーニ
コンチェルト・イタリアーノ この録音のメンバーは独奏者&チェンバロを含め14人です。

独創的な・・・解釈・・・表現・・・演奏・・・。
『春』の出だしから・・・『衝撃』、ガツ~ン!!
空いた口が・・・、『私の脳内細胞は保守的?』自問自答している間に曲はドンドン進んでいきます。私の固い頭の中に、『春一番』が吹き荒れたように第1曲終了。カン・カン・カン!
今度は、けだるい『夏』の・・・・登場!! イタリア・ローマの夏も暑そうです。 これは、夏のローマ訪問は避けたほうが良さそうです。
次第に日の光が少なくなっていく『秋』、どうもローマへはこの時期良いような感じですが・・・。
そして『冬』の嵐到来! さすがに第二楽章は暖かい暖炉の温もりを感じます。終楽章は、何故か寂しい1人の寒い部屋の雰囲気を残し・・・・幕 で す 。
以上は、初めてこの演奏を耳にした時の『メモ』です。
ジャズメンが古楽器を持って演奏したような、非常に自由な翼のある演奏です。こんなに楽しく音楽を楽しめることも少ないのでは・・・。聴いていて『ワクワク』させられる演奏です。この録音を聴いていなければ、多分『ブランデンブルグ協奏曲』の録音にも手を出さなかったでしょう。
『音楽』が、『音』が、生まれた瞬間に立ち会えた気分にさせてくれます。
暖かくなってきました。スギ花粉も心配ですが、春の近づく感じがなんとも言えず、取り出したCDでした。


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