好きな曲 その１

小さいときから、どこかで聴いたことのあるような懐かしいメロディー。

なんとなく、エキゾティックで親しみやすい流れるようなメロディー。

他を圧倒する迫力の幕切れ。

０６年初頭にJR東海がCMで使っていた曲です。ボロディン『ダッタン人の踊り』。
歌劇『イーゴリ公』第２幕から『ダッタン人の娘たちの歌と踊り』と『ダッタン人の踊り』を組み合わせたのが一般に『ダッタン人の踊り』と呼ばれるボロディンの曲とのことです。最近知ったばかりですが。
この曲は、本当に昔から知っていました。どこで知ったのか、覚えたのか、まったく記憶がありません。ただ、ただ、冒頭の女性合唱による哀愁のメロディーが時々ふっと口をついて出てくるのです。

実はこの曲、このレコードしか持っていません。多くのLP、CDが発売されているようですが、いつ買ったのか定かでないこのLPのみです。好きな曲は、いろいろな演奏を集める癖がある割りには・・・。LP好きの私は、LPを探してもなかなか出物がない（探す気もあまりない）、と言うことで一件落着。
それに、これ録音が凄いんです。オーケストラがとってもリアル、合唱も凄い迫力。１９５６年の録音とのこと、『Golden Age of Recording』と呼ばれる時代の『Mercury』の超優秀録音。そんなことまったく知らなかった頃購入していた私。多分このジャケットで、しかも欲しかった曲、見つけた瞬間手に取っていたと思います。新譜で出た時は、私はまだこの世に存在していませんでしたから。中古屋さんで高校の頃だと思うのですが、国内盤でなく輸入盤だったのは『舶来物』好きの私だから・・・。

へんてこな収集癖発生。これは米盤ですが、まったく同じ物の英盤を何年か前に購入。カップリング曲の『金鶏』が英盤はA，B面に分かれてカッティングされていて、肝心の『ダッタン人の踊り』がB面途中からになってます。米盤は、ちゃんとB面冒頭からです。
さて、音の比較は、・・・ＵＳＡ　！　（Ｂ面たっぷりカティングの勝利でしょうか。）