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私の愛器2(TANNOYのこと) [オーディオ]


スピーカーは『TANNOY』をメインに使っています。
最近裏板を外したときに大変美しい『マグネットカバー』が現れました。普段は絶対に見ることが出来ない所にこんな美しい部品を使っているとは・・・。
もう20年は前になるでしょうか、初めて友人の部屋でタンノイと出会いました。非常に大きな箱、さも凄い音が出てくるのかと思ったらなんとデリケートな音でしょうか、驚きました。忘れられないのが、『キースジャレット:ケルンコンサート』です。美しい響きと、青い空が今でも鮮明に思い出されます。他にもいろいろ聞いたかと思いますが思い出せないのです。その機種は『アーデン』です。
何年もして愛妻に無理を言い購入したのが今の愛器『ランカスターC』です。購入時二者択一で、あの時にきいて印象に残っている感覚を思い出しながら選んだのです。友人と同じ15インチの入っていた事も選択の理由でした。それにしても、今にして思えばなんと幸運な巡り会いだったことでしょうか。
届いた日は忘れません、8月の第1週土曜日です。本当に早く聞きたく仕事の帰りにハイエースで運送屋へ取りにいきました。レビンソンのプリ&愛妻の父が作った球管パワーアンプ、あの時よりもっとクリアーでデリケートで色気があって・・・、音が出た瞬間に溺愛状態になりました。当然古い機種のことユーズドではあります、前オーナーがさぞ大事に使っていたのでしょう非常に綺麗な箱です。サイドに紙がホッチキスのようなもので貼ってあり『シリアル番号』が手書きで記入されています。タンノイ社がこの製品を作った当時この大きさの箱で目指した音が、自分の家で聞くことができる、私の感性が試されている、一人で誰からも受けない自分自身へのプレッシャーを感じました。(今は、好きに鳴ってくれ状態ですが・・・。)
ライナー演奏のスピード感、デリケートな弱音美。クレンペラーの悠然たる微動だにしない演奏。女性ボーカルの妖艶な声。マーキュリー録音のリアリティあふれる幾多の演奏。惚れて、いや溺愛しまってますからアバタが見えません。客観的に聞けば、突込みどころ満載かも。生涯付き合うであろう愛器です。


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