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一週間・・・前 [その他]

一週間前に出張で東北に出かけました。

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3月9日午前、こんなに美しい『富士山』を眺めながら仙台空港へ・・・。

到着した日の正午頃、仙台港付近で震度4程度の地震に遭遇したのが・・・今回の出張の始まりでした。
帰りは、11日金曜日の仙台空港からの最終便・・・。

10日の朝は山形で、早朝の余震にて起床・・・もっぱら地元の人達とは地震&余震の話題で持ちきりで仕事の話が進まない状況で・・・ちょっとイライラ。
急な都合で翌朝に七ヶ浜(仙台市近郊)へ行かなければならなくなりました。雪の予報でもあり・・・山形のホテルをキャンセルしてこの日は、仙台にて宿泊・・・。

11日・・・、午前中~正午にかけて、七ヶ浜~仙台港付近を回り、昼食後に仙台市内の客先へ。
商談も一段落して・・・宮城県沖地震の話をしている時、ユラユラ・・・。
『また、余震ですネ。』
この直後から・・・大変激しい揺れが、テーブルの下で・・・ただただ・・・揺れの収まるのを待つだけでした。
実家の家族、会社へ『無事』をまず連絡・・・この時はまだ携帯が通じました。
しばらく、お客さんと過ごした後に『空港』への道が混雑するだろうからと・・・空港へ向けて『レンタカー』を出発させました。もう、信号は消えており道は大混雑・・・。
たまたま、カーナビにTV機能があり・・・停止中に映像を見ていました・・・ら・・・・。『津波』が空港を直撃してるではありませんか・・・愕然としました。
行き場所がない・・・。そういえば親しい会社の営業所が近くにあることを思い出し・・・棚にほとんど物の無いコンビニで買い物をし・・・営業所へ行ってみると同じ地方から出張の人も所員の方々と避難して来ており、2日間の共同生活がスタートしました。
出張で出てきているわれわれに対して被災している地元の人達の大変暖かい対応に・・・感謝の言葉だけでは表しきれないお世話になりました。 本当に感謝の心でいっぱいです。
13日の日曜日に陸路地元に帰り着くことが出来ましたが、多くの方々の暖かい心遣いがあったからこそ無事帰り着くことができた思っています。

被災地で不自由な生活で苦労されている心温かい方々が早く震災前の生活が戻るように、微力ではありますが少しでも応援させていただきたいと考えています。
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ラッキーなこと [その他]

前回のアップから・・・半年・・・。

なにか・・・私事に、仕事に、バタバタ・・・。

たまには、音楽を聴いているのですが・・・聴きだすとすぐに『寝る』んですね、これが。

聴いているのも、同じレコードが多くて新しいところをアップしてないんです。

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長距離の移動もそこそこあります、早朝に出発して最終で帰る日程の為、電車も飛行機もほとんどが『爆睡』状態です。
そんな中、たまたま夕刻に帰ることが可能になった先日、夏季のためにお日様が高く『ウトウト』していると機内アナウンスが・・・。
『左手に富士山をご覧いただけます。・・・』
・・・これは、『見なければ』と窓際席の優位性を利用させていただきました。
富士山は、不思議なもので何度見ても『いいナ~ア』って思いますし、幸せな気分になります。日本人なんでしょうね。
少し『ガス』がかかっているのが、幻想的です。

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南アルプス越しの『富士山』もいいですね。




カイルベルト:ブルックナー第9 [クラシック]

何ヶ月も・・・空白が続きましたが、音楽を聴いてないことはなかったのですが。
ま~あ、聴き出すとすぐ・・・睡魔が・・・、気が付くと・・・全曲終了!!
UPが目的で聴いてた訳でもないし、心が動かされる演奏に出会えればいつかは・・・と思っていました。

で、久しぶりに聴いたこの演奏。以前は、日本製廉価LPで何度も何度も聴いた『名演』。
カイルベルト指揮、ハンブルグ・フィルハーモニー、ブルックナー交響曲第9番。1956年11月、ハンブルグでの録音。

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昔聴いてたLPでは、ハキハキした折り目正しい演奏ですが、渋く『ドイツの黒い森』を想像させるような感じで、これが正統派ドイツのブルックナー演奏(?)と感心していたものです。
ところが最近入手したこのLP・・・。
非常に明るく、一つ一つの音がクリアーでとても心地よく響いてきます。演奏の推進力も強く、聴き手の私の気持ちがドンドン引き込まれて行くのが解るのです。大変美しく響く弦楽器群に囲まれて管楽器群が万華鏡のようにきらめきます。特にホルン群が、ホール全体に響きわたり言葉に出来ない雰囲気を醸し出しています。
日本製廉価盤で聴いた演奏はなんだったんだ!!感激は数倍、数十倍の威力です。
ロマンティックな雰囲気ではこの演奏からは微塵も感じなくなりました。交響曲第9番の交響曲由縁たるを垣間見たように感じました。雰囲気ではなく曲に癌激した演奏です。

米テレフンケン盤。インナー・リードのマトリックス・ナンバーを見る限りでは、RCAでのプレスと思われます。多分ドイツ本国盤では印象も変わるのでしょうが、このLP捨てがたしです。
カラヤンと同い年のカイルベルト。カラヤンがグラモフォンへの最初期の録音に選んだブルックナーの9番。この録音を聞き対抗意識を出した・・・想像の域を出ませんが。

私の『今年の第9』でした。(実は、ライナーの第9を聴いていたのですが・・・途中から記憶が・・・・。)
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ミュンシュ 『悲愴』 [クラシック]

本当に、久しぶりの書き込みになります。
最近は、前々回の書き込みのダイアナ・クラール、若い日によく聞いた大瀧詠一を筆頭にしたJ-POPSを楽しむ時間が多くて、その合間にクラッシクを『つまみ食い』と言った感じの時間を楽しんで来ましたし、その流れで今も音楽を楽しんでいます。(そう、ダイナナ・クラールの『Quiet Night』のLPも到着し楽しんでいます。)

そんな中、この『悲愴』久しぶりに聴いて心を揺さぶられました。

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チャイコフスキー:交響曲第6番 作品74
1962年3月12日ボストン・シンフォニーホールで、離任直前のシャルル・ミュンシェがボストン交響楽団を指揮しての録音。R・モーアのプロデュース、L・レイトンがエンジニアとして調整卓の前に座っていた録音です。
このレコードは、発売当時最新の録音方式として宣伝されていた『ダイナグルーブ』盤です。

ミュンシュの多くの演奏が『情熱的』『爆発的』演奏が多い中、指揮者の気性に大変合った曲。押し殺したような『ppp』に爆発的な『fff』、聴いていてワクワクさえられます。『悲愴』の沈鬱で暗い感じではなく、交響曲第6番として演奏しています。
次から次へ沸き立つメロディーを、奏者がワクワクしながら楽しみながら奏でている様が見事に録音として捕らえられていますいます。その雰囲気を部屋の中に充満させてくれます。こんな『美しい曲』『楽しい曲』『一緒に楽しんでよ!』とミュンシェが楽団員が伝えようとしているのではないかと思います。

残響音の多いボストン録音、同じレイトンでもシカゴ録音よりもマイクが少しオーケストラ(特に弦楽器)に近いと感じます。弦楽器のリアルで残響感豊かな録音は聴き応えがありますが・・・、これ以前の『Living Stereo』録音と比べると何か足りないような気がしますが、それは欲張りでしょうか。

RCA『Living Stereo』には、3つの素晴らしい『悲愴』の録音があります。録音順に、モントゥー&ボストン、ライナー&シカゴ、そしてミュンシュ&ボストンです。どれも個性的で私には外せない録音です。ムラヴィンスキー&レニングラードPO(DGG録音)も、もちろん外せませんが。
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ワルター 40番 VPO:52年Live [クラシック]

久しぶりのクラッシクになりますか。
年少の頃、モーツアルト演奏といえば『ワルター』。天邪鬼な私は、カラヤンのスリリングな演奏に傾向していました。
この頃は、でも同曲異演をとにかく聴きたくて聴きたくて同好の友人宅を渡り歩き、いろんなLPを持ち寄って『わいわい』言いながら聴いたものです。特に名曲と呼ばれるものは、お互いに話し合いをしながら『かぶらない』ように購入していました。この当時の音楽ソフトは、とにかく高価でしたから・・・。(クラッシクに限らず、洋楽や邦楽のポップス系も同様でした。)

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しかし、このLPの購入はみんな躊躇したのです。1952年5月18日、ムジークフェラインでのORFによる実況録音。しかも当然『モノラル録音』なのにレギュラー・プライス(2,500円)では・・・、最新録音が欲しい。多くの雑誌に『名演』の文字にも、気持ちのどこかに『ためらい』があり長い間、多くの友人が未聴もまま時は流れました。
何年もして再発、しかも廉価盤(1,500円)迷わず購入・・・。友人たちも同じ行動をとっていたのは、後の笑い話です。

思った以上に上質な録音、ワルターの声も克明に記録されています。
この演奏、なんと言っても第一楽章第一主題に付けられた上昇ポルタメントに尽きます。何とも夢心地な、また不思議な懐かしさを感じる演奏なんでしょうか。コロンビア響との演奏に慣らされた耳には、大変新鮮でワルターの別の一面に出会えた想いがひしひしと沸いてきます。
『夢心地』とは言っても、それはゆったりした演奏を指すのではなく、キビキビした中に演奏へ引きつける不思議な力なんです。ワルターの演奏イメージからは案外、速いテンポと思いますが・・・。
とにかく、実況での燃焼率の高い演奏です。

そう、この1952年のウィーン訪問時にDECCAへ『大地の歌』を録音しています。40番の後半プログラムも『大地の歌』だったとのことです。

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初盤発売時の『レコード芸術』の広告が我が家に残っています、1975年です。このような広告に胸を躍らせてレコード屋へ『買えもしない』LPジャケットを見るために通ったものです。懐かしい年少時代です。今は、ネットでCD、DVD、LPを簡単に購入できる時代ですし、ネット上で音源だけの購入も安価に出来る時代です。あの頃では、思いもしないことです。
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やっぱり、アナログ盤の・・・。 [ポピュラー]

以前、D・クラールの『The Very Best of 』が発売された時にアナログ盤が同時に発売、飛びつきました。
さて、以前からSACDやCDで楽しんでいた、『The Look of Love 』と『Live of Paris』が発売・・・。
2月10日発売の告知を見たとたん・・・オーダー!

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しかし、届いたのが3月に入ってから・・・。

マスタリング・エンジニアには、『B・G』バーニー・グラントマンのクレジット。『from this moment on 』や『Christmas ALBUM』もそうでした。彼はジャズやポップス系のみに関わらず、ブルーノ・ワルターに代表されるクラシックのマスタリングでも大変素晴らしい仕事をしています。ユーミンのLPでも『No Side』以降のマスタリングも彼が勤めています。そして、CD期に入りユーミンのアナログ盤が一斉に再発された時には全て『B・G』のマスタリングでした。

D・クラールのレコーディング・エンジニア、アル・シュミット。私の手持ちでは、『ティファニーで朝食を』のサウンドトラック盤(米RCA)にクレジットがあります。ヘンリー・マンシーニ楽団のサウンドを見事に捕らえています。

TANNOYで聴くアナログ盤のD・Krall 、最近はまってます。
ついでですから、ジャケット全てアップします。

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以上、6枚が今のところ全てです。
3月末には、新譜『Quiet Nights』がアナログ盤で発売されます。あ~、楽しみ!!
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ちょっと、旅行 [その他]

愛妻と旅行に出かけました。
しかも、出発の2週間前突然に。何年も泊まり旅行を2人ではしていなく・・・!
北か南か。悩んだ挙句・・・南へ 『GO』

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人生初めて、『沖縄』の地へ足を踏み入れました!!
とりあえず観光メインで・・・、夕方到着で2泊。帰りは午後早い便での帰り・・・。それでも自宅に帰りついたのは夕方です。

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やはり、『美ら海水族館』は行かなければ、との使命感!
朝から夕方まで、中1日の全てをここで過ごしました!!

『おきちゃん劇場』。
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『オキゴンドウ』、この愛嬌がたまりません!!
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大きな体で、よくもま~あ飛ぶこと飛ぶこと!
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マイイルカ、とんでもない跳躍力。 青空に溶け込む素晴らしいジャンプ!
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『おきちゃん劇場』近くのプールにバンドウイルカが・・・。窓からご挨拶です。

『マナティ館』
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まるで、『いらっしゃい!!』とでも行っているようなポーズ!

水族館では・・・。

大きな水槽。珊瑚の海。上からの自然光がとっても美しい!
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そして、黒潮の海。
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7~8メートルのジンベイザメ!
本当に大きい!

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宿泊した部屋からの夕日。

沖縄を離れる当日
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駆け足ですが、首里城を見学。

そして機上の人に!
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是非また、行きたい『沖縄』。
何度か行った『ハワイ』より魅力を感じました。



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ライナー Ⅹ モーツアルトピアノ協奏曲第25番 [クラシック]

年末年始の休みは、久しぶりに愛妻の実家で年越しでありました。義父健在の頃はハーマン・カードンの装置でいろいろ聴かせて頂いたものですが、今はその装置もなくLPのみがラックに寝ている状態です。
久しぶりにそのラックを覗いて見ると・・・、宝の山ではありませんか。その中から数枚を今回は拝借してきました、次回もまた・・・。
久しぶりに籠り部屋へ帰り、久しぶりにTANNOYでレコードを・・・。

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F・ライナーの演奏に惹かれて何十年、噂には聞こえてはいましたが『ジャケット』も見るのが初めて、私の幻のレコードです。
1958年2月16日、シカゴ・シンフォニーホールでの録音。
独奏者には、アンドレ・チャイコフスキー。
プロデューサー&エンジニアはいつものモーア&レイトン、録音が悪かろうはずがありません、盤質とプレスの優悪ですか。この録音の8日前、ギレリスとブラームスのピアノ協奏曲第2番の録音が同じ開場で行われています。
同時に収録されている『ドン・ジョバンニ』序曲は、1959年3月14日の録音。
そして、このLPを年末入手できたことが2008年最高の出来事の1つに間違いありません。

年が明けてから初めて聴くことになりました。
1954~55年に集中的に録音された何曲かのモーツアルト演奏からは、想像できない演奏になっていることに『驚愕』の二文字がピッタリでしょう。まるで、最晩年に録音された『ハイドン』の2曲の交響曲の様に感じます。
これがいつものシカゴ響なのか、どのような時にも、張り詰めた強い緊張感を感じるのに・・・。この演奏には、大きく弧を描く様に、そしてしなやかに、ゆったりと曲に寄り添いモーツアルトを奏でてくれます。最初の一音がなった瞬間にこの別世界へ誘われてしまっていました。
アンドレ・チャイコフスキーとライナーが織りなす、ピアノとオーケストラの世界。瞬く間に1、2楽章は終わりB面の3楽章へ、その世界は変わることなく永遠に続くのではないかとさえ思える響きに包まれて、夢心地のまま全曲終了です。
多くのライナー演奏を聴いていますが、あのハイドン録音を初めて聴いた時のことを思い出さずにはいられませんでした。美しく輝く演奏でしょう。本当にこんなLPにめぐり合えることは稀なように思います。50年前に発売されたLPです、貴重なレコードですがちょっと盤質がよくないのが・・・。ま~あ、それも演奏が超越しています。
ドン・ジョバンニ序曲、これも強い迫力感より美しさが際立っているように、このレコードはライナーの演奏美に包まれた1枚です。

愛妻実家での奪取レコード、
1:アッカルド&マズア  ブルッフのバイオリン協奏曲
2:ツィンマーマン  ショパンのワルツ集
3:ポリーニ&アバド  ブラームスのピアノ協奏曲第2番
4:シェリング&ギブソン  パガニーニのバイオリン協奏曲第1、3番
5:レヴァイン  メンデルスゾーンの真夏の夜の夢
6:バーンスタイン  メンデルスゾーンの交響曲第4、5番
7:スイトナー ベートーヴェン交響曲第7番
こんなとこです。特にスイトナーのベト7は友人のレコードを聴いて以来、何年も聴いていません。ターンテブルに置くのが本当に楽しみな1枚です。

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4311 アッテネーターの清掃 [オーディオ]

昨日、今日とポカポカ暖かい一日。12月とは思えない2日間でした。
最近どうもマルチシステムで使っているJBLの調子が悪いのです。アッテネーターに『ガリ』が出ており、中域から高域に薄いカーテンがかかっているような感じと、音の広がりがなくなってきました。とりあえず、これはアッテネーターの交換か接点クリーナーで清掃が・・・必要では。

マルチシステムのスピーカーは、フロントに3本の『JBL:4311A』を使用、年少時代に憧れのスピーカー。
左右の2本は、10数年前購入時にやはりアッテネーターにガリがありその時に自力でアッテネーターを交換。この時『ハーマン・インターナショナル』の担当の方から交換に際しての丁寧な説明をいただきました。今回はアッテネーターの清掃で対応しようと考えました。
ところで、センターに使っているのは数年前に某オークションで『1本』出品されているモノを落札、それをノーケアで使っています。この1本、何も手を入れていなかったため、今回手間のかかるネットワークの取り外しの模様をUPしようと思いつきました。

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まずは、4311Aをユニットなどが取り外しが楽な状態に置きます。 ま~あ、上向きが普通でしょうか。

ネットワークを取り外すには、ボンド付けされている黒い『JBLプレート』を取り外さなければいけません。これは、家庭用のドライヤーで温めながら慎重な作業が必要です。外す時に『ベコベコ』にしたら、後から取り付ける時にかっこ悪い・・・から。

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こんな感じで、暖めます。表面がある程度『熱く』なってきたら、カッターナイフ等の極薄の物で隙間を作ります。この時も暖め続けることが必要。

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そして、その隙間にスクレッパーを差込み大きくプレートが歪まないように慎重に剥いでゆきます。

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するとこの通り、マアマア綺麗に取り去ることが出来ます。アッテネーター・ボリュームの下にある『黒いビス』がネットワークを止めているのです。
ここで、あわててネットワークを外さない。

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ウーファーとツイーターを取り外すこと! それからネットワークを止めているビスを取り外すのです。この時、黒いアッテネーターつまみは外しておいたほうが作業は楽です。
ウーファーの取り付け穴からネットワークを出すのですが、配線が邪魔をするのでツイーター取り付け穴から配線を整えながらの取出しです。

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これがネットワークの取り付け面。製品番号とシリアル番号が明記されています。一枚に板に簡素な作り。コストダウンの賜物でしょうか。

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これがネットワークの裏面。意外に大きなコンデンサーです。ただこの個体は左右に使用している『4311A』より製造が新しいらしく、内部配線が細くなっています。2個の金色に輝くアッテネーター。空気穴の様な部分にスプレー式の接点クリーナーのノズルを差込んで清掃です。アッテネーター表のつまみを何度も回してクリーナー液が満遍なく行渡るようにします。

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取り外した時とは逆にツイーター取り付け穴から配線を整えながら、ネットワークを元の場所へ戻し、取り付け。 黒い『JBL』プレートはマジックテープで今後も取り外しが出来るように加工取り付けです。

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そして出来上がりです!!

左右に使用しているのは『4311WXA』の木目タイプ、マジックテープの『JBLプレート』、ウーファー、ツイーターを外してネットワークを取り出して同様の作業。

スピーカーコードを取り付け・・・イザ試聴!! 
『レイ・チャールズ:Genius Lovers SACD-Multi』 左のレイと右の共演者。レイの声も魅力ですが、1曲目のノラ・ジョーンズ、3曲目のダイアナ・クラールの魅力的な声・・・、溜め息モノです。リヤに使っている『JBL:L19』は相変わらず元気に鳴ってくれています。
『RCA:LIVING STEREO - SACD』のライナー&ハイフィッツのチャイコフスキー。もちろんMulti-3チャンネルです。
ま~あ、凄い・・・。壁全体に広がるオーケストラ。ピンポイントのセンターからハイフィッツのストラディバリの音色。

以前にも書きましたが、オーディオの清掃・・・しかもなかなか手の届かないところ、それこそ疎かに出来ません。
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クーベリック&VPO 『新世界より』 [クラシック]

12月になって何故か寒さが緩んで、久しぶりに今日は自転車を乗り出し楽しんでおりました。
しかし大好きな音楽を聴くことは、最近集中力がないのか特にクラッシクを聴くときにはよそ事を考えながら・・・演奏に向き合えないです。
女性ボーカルの録音を取り出して聴くことが多い今日この頃です。

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そんな中取り出したのがこのレコード。1956年10月3日、ウィーン・ゾフィエンザールでの録音。ドヴォルザークの『新世界より』、クーベリック&ウィーンPO。この頃のDECCAウィーンでのプロデューサーはカルーショウでしょうか、録音はパリーとブラウンと思います。最初期のDECCAtree独特の音がしています。53年にシカゴを追われてヨーロッパに戻り共演の機会が増えた名門オーケストラとの録音。EMIもDECCAもこの頃、クーベリックのバイエルン放送交響楽団音楽監督へ就任前に決して少なくない録音を残しています。

クーベリックの『新世界より』、1951年のシカゴ交響楽団、この録音、1972年のベルリンPO、1991年のチェコPOとのライブを正規録音、他にオルフェオなどからライヴ盤が何枚かあります。
そこでのこ1956年の録音、前回の録音から5年しか経っていません。確かに『MONO』から『Stereo』へ大きく録音方式が変わっていく時ですから考えられなくもないし、ま~あレコード会社も違います・・・し。録音を比べるとま~あ51年のMercury録音の優秀なこと驚愕です、『MONO』録音のハンディを感じさせません。

シカゴとの録音では都会的にスマートに曲を表現し美しく仕上げているクーベリックですが、ウィーンでの録音は違います。荒削りで振幅が大きく、感情むき出し、ヒステリックな感じがとても強く出ています。華麗なウィーンPOの演奏を想像していると唖然とさせられます。だからこの録音日本では評論家先生から評価されていないんでしょうか?この後のベルリンPOとの録音ではまた、シカゴの表現が戻ってきますが・・・。
考えられるのは亡命から8年、イギリスから新大陸アメリカ・シカゴへ。シカゴでの評論家キャシディ女史の毒舌に悩まされ4年でヨーロッパへ帰郷、しかしそこは故郷ではなくイギリス。イギリス・コヴェントガーデンでも老卿の毒舌攻撃に悩まされていたようです。そのつかの間、ウェーンでの共演は雑音が聞こえないひと時だったことでしょう。
そして、ウィーンはなんと言っても故郷チェコに近い。取り上げる曲が故郷の作曲家の作品となればある種の望郷の想いが大きく強く出てくるのは、自然の成り行きでしょうか?
そんなこともあり、いつもスタジオ録音では沈着冷静なクーベリックの心に火がついてしまった。ライブのクーベリックでは時として出会うことのある火の玉ライブの様相で表現されています。
『俺は故郷、チェコが大好きだ~あ』と叫んでいるような演奏になってしまいました。指揮者に共鳴したのかウィーンPOも叫んでいるように感じます。この後ウィーンPOはケルテスとこの曲を録音、大変な好評を勝ち得ていますが・・・。

なんか、前回の『ロストロ&悲愴』の第2弾的になってしまいましたが・・・。

これが私の今年の『第九』・・・?




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