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カイルベルト:ブルックナー第9 [クラシック]

何ヶ月も・・・空白が続きましたが、音楽を聴いてないことはなかったのですが。
ま~あ、聴き出すとすぐ・・・睡魔が・・・、気が付くと・・・全曲終了!!
UPが目的で聴いてた訳でもないし、心が動かされる演奏に出会えればいつかは・・・と思っていました。

で、久しぶりに聴いたこの演奏。以前は、日本製廉価LPで何度も何度も聴いた『名演』。
カイルベルト指揮、ハンブルグ・フィルハーモニー、ブルックナー交響曲第9番。1956年11月、ハンブルグでの録音。

        TCS18043.jpg

昔聴いてたLPでは、ハキハキした折り目正しい演奏ですが、渋く『ドイツの黒い森』を想像させるような感じで、これが正統派ドイツのブルックナー演奏(?)と感心していたものです。
ところが最近入手したこのLP・・・。
非常に明るく、一つ一つの音がクリアーでとても心地よく響いてきます。演奏の推進力も強く、聴き手の私の気持ちがドンドン引き込まれて行くのが解るのです。大変美しく響く弦楽器群に囲まれて管楽器群が万華鏡のようにきらめきます。特にホルン群が、ホール全体に響きわたり言葉に出来ない雰囲気を醸し出しています。
日本製廉価盤で聴いた演奏はなんだったんだ!!感激は数倍、数十倍の威力です。
ロマンティックな雰囲気ではこの演奏からは微塵も感じなくなりました。交響曲第9番の交響曲由縁たるを垣間見たように感じました。雰囲気ではなく曲に癌激した演奏です。

米テレフンケン盤。インナー・リードのマトリックス・ナンバーを見る限りでは、RCAでのプレスと思われます。多分ドイツ本国盤では印象も変わるのでしょうが、このLP捨てがたしです。
カラヤンと同い年のカイルベルト。カラヤンがグラモフォンへの最初期の録音に選んだブルックナーの9番。この録音を聞き対抗意識を出した・・・想像の域を出ませんが。

私の『今年の第9』でした。(実は、ライナーの第9を聴いていたのですが・・・途中から記憶が・・・・。)
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