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考え事! [オーディオ]

今日は、月と金星が近いです。三日月でしょうか、デジカメでは、私はきれいに取れません。
             

そんな空を眺めながらちょっと考え事をしてました、それはEMIから発売されている音源の再生音のこと!
多くの人が、『はっきりした音で再生しない』など『音が悪い』趣旨のコメントが多いと感じ、『えっ???』と思っているわけです。
私は、CDしか発売されていないソフトを除きほとんどがLPを楽しんでいるので一概に比較は出来ないと思いますが・・・。確かにCDで聴くイリシューEMIの音は、他社のイリシューCDの再生音と比較しても良いとは感じません。でも、最新の録音の多くはエコー感が強く『ホワー』とした再生音が多く、迫り来るリアリティは不足しているように感じます。この傾向に沿ってマスタリングしてCDを作成すれば、ただでさえエコー成分の多いEMI録音は『ぼけた音』に聞こえてしまうとは思います。EMIに比べ他のメジャー・レーベルは、マスターの良さを生かしたCDを発売していると感じます。どうもEMIは、『良かれ』で音に『手』を入れ過ぎなんでしょうか。

            
       
ちなみに、テンシュテット指揮ロンドン・フィル マーラーの『復活』。
私所有のLPは、仏パテ盤。ほぼ新譜の発売時に購入してます。CDも同じ頃アメリカで購入した『リイシュー』でなく新譜時の物です。このCDはなんと日本製で、EMI系でCDを生産できるのがこの当時日本しかなかったとの噂ですが・・・。解説書に日本語はありませんし、CD番号は海外の番号です。
この録音、今は無き名録音を多数世に送り出した『キングスウェイ・ホール』での録音、エンジニアはネビル・ボイリング。

LP:左右前面に広がる弦楽器、右手少し奥のコントラバスは迫力あります。奥行き感のある管
   楽器ですが、決してボケません。
   コーラスも距離感をとり臨場感を旨く演出していると思います。混沌とした音とは思えない
   のですが・・・。
   DECCAのメータ&ウィーンPOのLPと比較しても双璧とはいえませんが案外いい線行って
   ると思います。
CD:広がり感は、LPほどありませんが案外はっきりしていて混沌とした感じはしません。管楽器
   も芯のある音と感じます。コーラスも臨場感あり、なかなかだと感じます。このCDはそんな
   に悪くないと思います。

大変情熱的で熱い演奏です。テンポの揺れも大きく、オーケストラが必死なのが良く分かります。スマートな演奏じゃないですネ。でも、この情熱的な演奏は本当に好きです。

ちなみに再生環境はまったく違います。LPは、メインシステムで聞いてます。CDは、LD&DVDプレーヤーからAVアンプ、TV用に使っているスピーカーTannoyのPBM6.5Ⅱで再生しました。

EMIの音は、私が一人声を荒げたところで何も変わらないのでしょうが、何か黙っているのも嫌なので・・・。CDも本当は、イリシュー盤を聴いてのコメントでなければ意味が無いとは思いますが、そのために出費はちょっときついです・・・。


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コメント 4

これは、難問ですね。
確かに、LPとCDの音は、同じレコードでも、違います。
でも、一長一短な気もします。
ほんと、難しいです。
個人的には、ノイズの多いレコードほど、LPがいいです。
新しいレコードはCDの方が、すっと入ってくる耳です。
でも、味覚と一緒で、癖と習慣のせいなんでしょうね?
ああ、でも、難しい問題です。。。。
by (2007-05-21 23:38) 

mozart1889

あるべりっひさん、おはようございます。
LPとCDの違い、興味深く読ませていただきました。僕はテンシュテットのマーラーをCDでしか聴いたことがないのですが、仏パテ盤は聴いてみたいですね。パテ・マルコーニというだけで、音が良さそうに感じてしまいます。LPにはパテの好録音盤が沢山ありましたから。
テンシュテットの情念的なマーラー、よく聴きました。好きです。
by mozart1889 (2007-05-22 06:27) 

あるべりっひ

kotaro さん、コメントありがとうございます。
私のメインシステムですと、レコードの方が旨く奏でてくれると思います。
音も味覚に近いもので、私が良いと感じても他の人はどうか分かりません。今のメインシステムに行き着くまで、いろいろ聞いて来たつもりです。私以外の人が聞く事を前提としてませんし、自己満足の世界ですから、余計に難しいですね。

レコード、時間があれば一生懸命に掃除をしてます。何度も何度も磨くと以外にいい音になったりします。
by あるべりっひ (2007-05-22 22:38) 

あるべりっひ

mozart1889 さん こんばんは。
コメントありがとうございます。
テンシュテットのマーラー交響曲は『大地の歌』を除き、全てレコードで聴いています。このシリーズ、レコードで聴いても録音の良し悪しが分かれると思います。どうもエンジニアの違いのようです。
レコードにしてもCDにしても、マスタリングと呼ばれる工程で相当に音が変わってしまいます。オリジナルに近い音にするか、聞きやすくするかはこの工程しだいのようですね。
by あるべりっひ (2007-05-22 22:52) 

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