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ほわっと、したい。 [クラシック]

気持ちを落ち着けたいときによく取り出すレコードがあります。
それと『オーディオ・チェック』にも使います。両用の優れもの『LP』と言うわけです。

ブランデンブルグ協奏曲をこのレパード指揮で聴き、他にも何かないかと思っていた時出会った演奏です。それに、バイオリン両翼配置であることも一因です。左右バイオリンの掛け合いがなんとも楽しく、作曲家の遊び心が伺える一枚です。
この一枚、チャイコフスキー&ドヴォルザークの弦楽セレナーデ。多分もっと名演と呼ばれる演奏も多くあると思いますが、私の中で標準どころかいつのまにか『1番』の地位に就任しています。
何がこんなにも引き付けるのか、聞き込んだ回数だけ・・・、なんともなく、でもないのでしょう。理屈ではなく私が何か魅力を感じているんでしょう。細かいことは抜き、とにかく『ほっわと』出来る一枚です。BGMではなく、聞き入るでもなく、流れていて気持ちがいいんです。ジャケットの様な『音色』が部屋中を染めてくれます。汚い部屋が一瞬に『美しく』感じてしまうから不思議です。
また、今日の吾が装置の『調子』も直ぐに聞き分けられる好録音。左右のバイオリンの奥中央に、左からチェロとヴィオラがくっきり定位します。ヴィオラの後方にコントラバスがいます。近接マイクの様でもホールエコーは綺麗に部屋をオーケストラを包み込んでくれます。

そろそろ『じーくふりーと』を聴きたくなってますが・・・。


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コメント 1

あるべりっひさん、こんにちは。
レパード指揮の両翼配置、ほわっと出来る音楽、オーディオチェックも兼ねられる一枚・・・スゴイですね、このディスクは!
そういうのは、自分は持っていませんので、メモメモ・・・。
チャイコフスキーといえば、最近は『悲愴』にはまるという、落とし穴に落ちています。
なかなか、深い穴です。
もう少し落ちていきそうです。

さて、先日のウィーンフィル来日公演ですが、アーノンクールに驚きました(曲目はモーツァルトSYM.39.40.41でした)。
こんなに良かったっけ?!
というのが、正直な感想です。
若い時のとんがりっぷりも戻りつつ、経年の円熟から来る落ち着きも聞こえてきて、何だか、今までの概念ががらりと変わってきてしまいそうな自分です。
特に40番が素晴らしい。
最初の39番の第一楽章を聞いたときは、サントリーホールの特徴を掴んでいないのか、こんなものかいな?と、訝ったのです。
それが、40番の短調が始まった瞬間にホールとピタッと合ってきたんです。
その理由が、楽器が温まったからでしょうか、楽団員を上手く誘導した指揮なのか、それ以外の理由か、わかりませんが、40番の演奏は、凄かった。
第2楽章以降は、怒涛のごとき演奏に、聞き入ってしまいました。
終了してから、ベートーベンのSYM.4番が聞きたいと思ったのは偶然ではないと思います。
ちょっと、熱いモーツァルトでした。
11/22?にNHKで放送するそうですから、良かったら聞いてください。
追・・・CDなのですが、マッケラス指揮のモーツァルトSYM.40がおもしろいです。演奏・録音ともに良いと思いますが、あるべりっひさんは聞きましたか?
こういう内容はブログクルーザーの方がいいのかもしれません。。。
ではまた!
by (2006-11-20 17:14) 

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