SSブログ

くるみ割人形=クリスマス [クラシック]

初めて聞いた『くるみ割人形』は、プレヴィン&ロンドン交響楽団の驚異的な録音盤でしたが今は手元にありません。行方不明が正解でしょうか?広がり奥行き凄い録音で、木管が遠いのですが存在がはっきりわかる明瞭な録音であったと記憶しています。非常にゆったりとしたテンポなのに長さを感じさせない緊張感があったこと思います。
それより約10年前ドラティが同じオーケストラで同曲を録音しています。EMIの録音とは対極をなす名演,超名録音です。シャッキとしたテンポ、スピーカーの前面に並ぶストリングス、その奥に明瞭な管楽器。まるで指揮台で(実際立ったことはありませんが・・・)聞いているかのような録音、驚異的です。曲が好きなだけに録音が良い盤は愛を感じます。組曲も良いとは思いますが、やはり全曲でしょう。『ねずみ君』たちとの対決の場面はたまりません。
名曲だから?、優秀録音のオンパレードです。新しいところでは、ゲルギエフ&キーロフ,プレヴィン&ロンドン交響楽団,アンセルメ&スイスロマンド,全曲ではありませんがライナー&シカゴ交響楽団などなど、これらはみなジャケットも魅力的なものばかりです。アンセルメ&スイスロマンドは断然イギリス初版盤のWジャケットでしょう!(私はアメリカ・ロンドン盤ですが・・・)
ドラティ&ロンドン交響楽団のジャケットも本当にクリスマスを思わせる大変魅力的なデザインです。素晴らしい演奏に録音、魅力的な装い!!『Living Presence CD』で発売された時はこのジャケットだったのに、先日発売されたSACDは・・・変わってしまいがっかりです。しかし、オリジナル3チャンネル録音で聞く『くるみ割人形』はスペクタクルの一言に尽きます。カップリングの弦楽セレナーデも名演です。ドラティは本当に良い録音に恵まれた人だと思います。また、それ以上にどの演奏も熱く火傷をするのではと思わせる熱演です。音楽を前にすると本当に熱くなれるのですね。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

サバールライナーⅡ 『ワルツ』 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。